ゆんたくダイアリー

豆知識⑤

みなさん、お元気ですか? カブっす。
ボクはまあ、元気っす。階段でこけて足が1本痛いけれど、えへへ。
今年2017年の早来最終処分場は春の訪れが早いです。ちょっと得した感じがします。

さて、ちょっとお休みしていた豆知識にお話しをもどしますね。

産業廃棄物処理業界は施設見学がつきものです。
昨年の某社の食品横流し事件以降、ますますその重要性を増した感があります。
見学をされるお客さまも、それに対応する業者さんにも、おつかれさまですと申し上げたいです。

で、その際にチェックリストを持参されるかたも多いようです。
古くは電器メーカーさんがほぼ同じようなものを使用されていた時代がありました。
どうも電子工業会つながりで某外資系コンピューターメーカー仕様(わはは、ほとんど名指しです。ごめんなさい。もちろんわるい意味ではありませんよ)のものを流用されていたようです。
最近は行政で用意されたものをアレンジして使用されているお客さまが多いように思います。

以下、新人営業部員及び環境担当になって間もないかた向けの内容になりますので、中堅・ベテランのかたは読み飛ばしてください。
で、このチェックリストのはじめのほうに「許可業者であるか」という質問があって
(この質問じたい、ある意味すごいですよね、無許可業者と付き合っていたんでしょうか。で、見学に行くのでしょうか。
でも、ないこともないようで、例えば許可業者に委託はしていたんだけれど、よくよく確認してみたら品目に抜けがあった。そんなことはありえます。
飼い主から聞いた話です。差しさわりがあるので、お名前も地名も伏せます。「廃油」の処理委託をしていたところ、「廃油」の容器、この場合200リットルの金属ドラム缶でしたが、この業者さんは「金属くず」の許可をもっていませんでした。所管の県から排出者へ、受託業者が「金属くず」の許可をもっていない以上、無許可業者への処理委託であると指導があったそうです。ひどい話です。
通常の感覚であれば、処理対象はあくまでその中身でしょう。液体をむき出しで渡せるんでしょうか。あるいはドラム缶は排出事業者に返却するとなれば問題ないのでしょうか、ボクならそれくらいの強弁はしますね)、
それで中盤以降にこんどは「設置許可を得ているか」という質問があったりします。
これって、違和感をおぼえるかたも多いと思います。
「設置許可」があって工場ないし処分場ができて「産業廃棄物処理業許可証」をもらえるんじゃないの? こんな感じでしょうか。変ですよね。
意地悪しないでさきに答えを申し上げますね。
「設置許可」のまえに「法律施行令第7条施設」とあるのがみそです。
区分がいくつもあるのですが、ざっくり申し上げると一定以上の大きさになってはじめて、設置許可の対象施設になるのです。
例えば「廃プラスチック類の破砕施設」で日量4トンの処理能力の場合、設置許可不要となります(同施設の場合、5トンを超えると対象になります)。
廃油の焼却施設なら日量1立方メートルか時間200㎏か火格子面積が2平方メートルを超えてになります。
お気づきのとおり、かなり小さくてもその対象になってしまいます。
そこそこのサイズの処理業者に勤務している、あるいはそういう業者と取引しているかたはとピンと来なくても無理はないのですが、「設置許可」を持たない「許可業者」さんは存在するのです。

もう少し余計なお話しをします。
産業廃棄物の場合、設置許可と処理業許可の権限者は同じ都道府県知事になります。
また、一般廃棄物(以下「一廃」と称します)処理許可業の許可権限者が市町村長であることもご存じのかたは多いと思います。
では、一般処理施設の「設置許可」権限者はどなたになるのかおわかりでしょうか?
業許可権限者である市町村長でしょうか、設置許可だから都道府県知事でしょうか? 答えは後者になります。
えへへ、これもちょっと意地悪な質問でした。
ややこしいのは一廃の場合(民間が一廃の中間処理をやる場合ですが)、設置許可をもらってから「工場・処分場」をつくって「許可証」をもらうわけではありません。
一廃の処理責任者はあくまで市町村であり、そこがある意味ギブアップ宣言をして初めて民間が乗り出せるので順番があとさきになります。

それと、廃棄物処理受託をする際に「処分業許可」がなくてもできるケースがあります。
行政代執行にもとづいて処理受託をする場合がそれです。
ただし、この場合「処分業許可」は不要でも「設置許可」は必要です。
おお、かなりややこしくなってきましたね。

行政代執行については別の機会に。それではまた。

May the KABU be with you.(カブとともにあらんことを)
(ごめんなちゃい。先日、飼い主といっしょにスターウォーズを観たので感化されたっす)